パラダイス・レコード

　昨日の朝一にタヌキ様がご来店くださいました。チョットお疲れのご様子で、お休みになりたいらしくて、うろうろ裏庭で探索？？？「お店はこちらですよ」と伝えても、動きが悪そうだった。大き目の網を持ってきて包み込んで、仙山線の向こうの山のふもとまで連れて行った。お金もないみたいで、ご購入はしてもらえそうになかった。地元に戻れたかは定かではないが、自然に戻せてよかったと思った。わざわざご来店いただいたのに・・・・。・・・・実は、かなり弱っていて、コテツにほえられていても全然動きが上手くいかなかったのだ。我々が近づいても動きがおかしく、見るに見かねて網に乗せて、山沿いの小川のそばに連れて行った。自然の中で暮らしているのが良く判る。

　あさ５時前、アレサが、アマ声で吠えだした。外に誰かが来たらしい。小鉄の乗った車か？！ト少しあとからレオンも吠えだした。あまりの剣幕にうつろなままの自分が起きだした。外谷、１階で話し声が聞こえだした。階下に降りていく途中で、ライトが浮き上がった。セコムさんの担当者が、異常から数分で到着したのだった。何か事件か？？？？！！！！それでもレオンとアレサが止まることがなく吠え続けている。ソファーに座り直して、なだめたが、一向に止まない。そうこうしているうちにセコムさんは異常がなかったらしく、帰っていった。しかしアレサは吠えなくなったが、レオンがダメだ。しきりに小さい音などに反応して、すぐまた吠えだしている。朝からこれだと気が重くなる。しかし、セコムの対応の速さには何度も驚かされた。ある時は、即座に電話が鳴りだしたり、倉庫の異常には、真夜中でも即座にきたりト、大忙しだろう。ほとんどが、何もないことが多いのだが、正直助かる。自分が行こうとすると、セコムから止められることがあるのだ。命をかけて守ってくれているのを実感する。「セコムしてますか？」は本当に大切な愛言葉かもしれない。

　４０年以上前にくんだ、最強のメンバーだった３人の仲間。そのギターの最年長が、なくなったのを伝えたのがドラマーだった。しかも２月の下旬になくなっていたとは・・・・。ギターが好きで好きで、暇さえあればギターを弾いていた。４つ年上のギター弾きの先輩に憧れたｓ。社会人になってから。初めてセッションをやれた野はつい昨日のようだ。その時の感激は今も忘れない。偶然出会って「今からバンドの練習だよ。一緒に来るか？」の問いに、上気して「もちろん！」と。その後は、１０年くらい一緒にバンドをしていた。ライブもやったし、練習後の遊びもいつも一緒だった。一番年下だった俺を、本当にかわいがってくれたギタリストとドラマー。２０数年の時を経てようやく再度バンドらしきものをやり出した時の感動は、「これを待ってたんだよ」と胸を詰まらせた。今の作並の店内でやったのが最後となったが、この３人によるコンビネーションは最強だったと思う。久々にやり出したのに息が合う。これが一番だ。これ以外のメンバーではこうはいかなかった。最後にもう一度やりたかったが、このメンバーではもうできない。悲しい。もうやらないだろうバンドは。さようなら、愛すべき音楽馬鹿の先輩。あっちの世界でもギターを弾くのだろう。いやすでに弾いているだろう。