パラダイス・レコード

　過日１匹の野良犬になった（というより、多分飼い主に捨てられてしまったのだろう）のが２－３日このあたりにいたのを見ていた。うちの倉庫の事務所にも現れたらしく物乞いをしていたのだろうが、いたのを気にはしていた程度だった。しかし、翌日もみかけたので、もしや「野良犬？」と思い取り押さえようと思って、倉庫の前に餌を用意していた。土曜日だったがこの日はお客様が少なくてぼんやり外を見ていたら、パートナーがレオンとアレサを散歩に連れて行こうとしたときだった。アレサが門に近づくと吠えだしたので、パッと見たら道路の向かい側にその犬がいたのだ。犬もアレサに呼ばれたように多分夢中で４８号線を渡ろうとしたときに一歩足を出したところで車にはねられたみたいだ。１０ｍは飛んだだろう。自分は店の中でＢＧＭもかけていたのにドアの閉まるような鈍い音がしたのが聞こえた。すぐ窓の外を見たら、パートナーとレオン、アレサが急いで戻ってきた。車で出かけようとしたのかと思った。しかしはねられたのを見てすぐ戻ってきたの知った。息子も見るに見かねて現場へと急いだ。犬を入れるための箱を取りに戻ってきたので、今度はお客様がいたのだが店から現場へと自分も急いだ。車の往来も多い場所なので、両手を広げて上下線の車を止めたりゆっくりとさせたりして、中央線付近にいたので即座に　犬を抱き上げて門まで戻ってきた。犬を入れる箱を用意した息子と棺代わりにした。近くのペット霊園のオーナーに電話して運んだ。ついておろした瞬間に大雨が降り出した。この犬の別れを惜しむような大雨だった。むごいことする奴らがいたもんだ。はねたのに知らんぷりで現場を走り去ったドライバー。多分１０ｍは飛ばされたろう。あんなにはっきりとぶつかった音を聞いているので、車もかなり傷んでいるだろう。涙・・・・。すぐに止めて何かをしなくては・・・・とも思わないのだろう。そして元々の飼い主もむごいことをした。首輪もついたままだし、リードも食いちぎったので、先が短くなっていた。この近くに捨てていったのか？リードを何かにつけていったのかは知らないが、数日間飼い主が捨てたこの場所を離れていこうとしなかった。もっと早く捕獲でいたらよかったのにと悔やむばかりだ。ペット霊園のオーナーから切ったのだが、この近くでかなり多くの人たちもこの野良犬を知っていたみたいで、みんな取り押さえたかったらしい。でも警戒していたみたいで、捕まえられなかった。
そしてペット霊園のオーナーとうちで半々の経費で火葬にできたことはよかった。ペット霊園のオーナーには申し訳なかったと思っている。まだほかの車にひかれていない状態で救い上げれたことは不幸中の幸いだったと思う。体系もそのままだったので、天国へも行けただろうし、ウランでもいないだろう。さらにペット霊園のオーナーには名前も付けてもらったし、共同墓地（うちのアトムも眠っているのだ）に埋葬してもらって感謝している。ありがとうございました。
　最後まで飼い主として責任をもって愛犬をみとってやるのが本当の愛情ではないのか？
今日もアトムとこの松之助の鎮魂のためにペット霊園に行って来た。ありがとうアトム。毎日遊んでくれているのかな？？？？？

　いたるところに体の不調が出てきた。歳なんだろうが・・・。ちょっと前までは何ともなかったのだが機会と同じく老朽化なのだろう・・・・。でも毎日元気でいるためにも欠かさず運動をしているのだが・・・・。
　仕事が大好きな自分にとって体が動かなることは致命傷か？？？？
なんにしても体を大切に生きていくようにしたいのだがすぐ無理をしてしまう。ジ分の一日の目標を課すのだがお客様とつい長話になって手が疎かになって結局一日の目標にはほど遠い一日になることが多い。商品化して出して整理してネットにアップして・・・・。
まいにちの繰り返しだ。でも何とはなしに過ごせているし仕事もそれなりに進んでいると・・・・自分で納得させている。
Let's do the works on everyday!.
これが一番！

　毎年８月６日から８日までの３日間仙台の七夕祭りが開催される。３０年前だと一番町で販売員をしていたので、七夕は大変な思い出だけが残っている。朝早くに出社して七夕飾りを用意いして飾りつけをするのだが、保管してあるのが３階の保管場所なので、階段を走って上がって来るのだが結構朝からハードだ。またせっかく飾っても雨が降り出すと（毎年この開催の期間中には必ず雨が降るのがジンンクスになっている。）急いでしまうのだが晴れが出てくるとまた出す。多い日には３回４回とやったことを覚えている。
　でもよいことがあるのも、忘れがたいこともあった。昼夜ともに会社から食事券が出て隣のレストランで食事ができることだ。この時は大好物の”バラ丼”を選ぶ。「うまいっ！」残業代も出なかった？？？？かな？？？出たような気もするが一定の時間を超えるとうやむやになっていた。でも上の立場になってくるとあまり気にしていなくなっていた。「人より多くのボーナスをもらうために・・・」まあ頑張った。若いっていいことだ。都市を重ねるとこれもあれも良い思い出になっていく。
ありがとう、俺を支えてくれた会社の上司、先輩、慕ってきてくれた後輩やお客様方、今でも交流を続けている者も多い。パラダイス・レコードになっても遊びに来てくれた方々に感謝！

棚卸も無事終わって今は売り上げの最終チェックだ。数字とにらめっこだ。気がめいるけど念に一回だからやらねば・・・・。
いくら数字が好きな自分でも・・・。
　おぉっと前回の買い付けのことの続きと思ったが・・・・。
今日は自分のくせを？？？？商品化して出そうと思うものがあまりにも多くあるので整理をしていくのだが、新しいのをまた見つけるたびに以前のアイテムは忘れていく。せっかく商品化してHPに出す前にどこかへしまって忘れていくのだ。たまたま箱を整理ていて再発見してまた出そうとしている。これがまたHPに出したり、単純に店だししたりするとすぐ売れてしまう場合がある。順番通りに出せない自分がある。新しいのが好きなのか？わからない。小さい時からだったと思う。さらに何でも買うのが好きだし沢山持っていることが好きらしい。これがパラダイス・レコードに非常に役立っている。しかし売れるとまた仕入れたくなるのも困ったものだ。
　最近の思うことは・・・・”レコード文化の伝承”を考えて仕事をしていることだ。薄れゆく音楽とのレコードとの出会いと喜びを一人でも多くの方たちに伝えたい。良いものの音だけを残すのではなくて本物の音を刻んだレコードを残して生きたい。その時代時代の音をその当時の技術で包み込んだいわば”その時代の空気感や音を刻んだ作り手の意思”を伝えていくのが’本物’と言われているレコードだ！これからも良いものを紹介できれば幸せだ。一度は手にしてもらいたい。

でもやっぱり自分の文才がないことに気づかされる。何を伝えないのかわからない・・・・。読んでいただいてる方々に失礼ですね・・・
話すのは得意なのだが・・・・