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満24歳のパラダイス・レコード 雪の朝だった。FLASH BACK 25年目に向けて。
2010年02月20日

 25年目に向けて。
今年(2010年)の今日2月20日は、店構えをして出店した記念すべき「開店記念日」。満24歳である。24年前の1986年の同日に産声を上げてから既に24年を過ごしてしまった。思えば「自分の欲しいレコードや、聴きたい曲がひとつでも手に入れば嬉しい」という理由でこのパラダイス・レコードをやろうと思ったのがきっかけだったのだ。それが1985年の6月に通販のオークション・スタイルでやることにしたのが初めだった。(そのときのMM誌にだした広告のキャッチフレーズが”FROM 仙台 WITH 愛LOVEレコード”というものだった。)今思えば何のことも考えずに進んだようで、何時やめてもいい気持ちでやったのだったように思える。通販をやりだしてから、しばらくして同年の11月に、現在の店舗の斜め向かいの角地で別のレコード屋(中古の)サンがあったのが、それが売りに出ているとの情報を聞き、交渉を知人の不動産屋さんにお願いして譲り受けるようにした。このときも自分がその店で結構レア物を購入していたので、「自分にだったら譲っても良いよ」といわれたのを覚えている。その日の夜には奥方に話したが、ひどく怒られたのを今でも覚えている。それもそのはずで、その時は自分はサラリーマンだったので奥さんにお願いして店番をしてもらうということでスタートしなければいけなかったから当然のことであったのですが。しかもまだ一人娘が小さかったのでなおさらだったのだろう。
 オープン日のわずか5日前に営業権を渡されて、この5日間で商品を整理して、値付けして、今までためていたものとつき合わせて並べるのだが、内装工事もあったので、隣の駐車場の中で少々の暖をとりながらほぼ毎日徹夜で作業した。
そしてオープン日は前日から降り続いた雪で路面状態が良くなかった。それでもオープン時間の12時にはポチポチ人も来てくれて活況とはいかないまでもオープンが無事出来たことを感謝した。
 ココからパラダイス・レコードがスタートするのだった。元々仙台を基盤とはしているものの全国を視野に入れての品揃えをスタート時からしており、ただの中古屋ではない方向を目指していた。
 それから24年、留まる所を知らない強力な在庫を今でも保持続けられたことに感謝。海外に買付けに行っても、できるだけキレイなものを探して少々高くても買い揃えてきたのは間違いのなかったことだと思う。これからも良いものを(何がいいのかは個人の判断ですが)揃えていける店をキープし続けたいし、やっていきたい。

 現在の状況は、作並店のオープンですが、あまりにも多い在庫に悩ませられながら少しづつ進めている。この作並店は、ライヴも出来て、DJ ブースもあって、外ではキャンプのように火をたいて、料理したりできるスペースも考えている。駐車スペースも30台以上可能なので、ゆったりと家族連れで楽しめるようにしたい。このためにコツコツと作業をしている。気長にこちらのオープンも期待してて欲しい。

 これからも良い音楽とレコードを取り揃えていくので遊びに来てみてください。

 25年目に向けて。


PS 写真は13歳のジャイアント・シュナウザー”アトム”。大好きなウッドデッキの自分のお家(なんと二つあるのだ!好きなほうで寝たりしている贅沢モン!)の前の間から48号線に向って顔をのぞかせているのがこの写真である。
もう歳なので、ほとんど目も見えないが、広い作並の庭?を、結構スイスイと歩いて遊んでいる。ごくたまに大きな側溝に落ちてしまうこともあるが、めげずにすごしている。その替り、上に上げるのが一苦労だが。
大型犬だがここまで長生きしてくれたことに感謝。自分に一番なついているので、なおさらかわいい!!!